2019年6月23日から27日にかけてオーストラリアのブリスベンで開催されたシトクロムP450という酵素の国際会議に参加しました。
The Internationnal Conference on Cytochrome P450 2019
シトクロムP450:通称CYP(シップ)もしくはP450(ピーフォーフィフティー、ピーヨンゴウレイ)などと呼ばれています。
P450は微生物から植物、動物まで広く存在する酵素群で、大村先生・佐藤先生によって命名されました。
生体内のステロイドホルモンなどの脂溶性生理活性物質の合成、薬物代謝、
植物での二次代謝産物の合成などに広く関わっており、ヒトでは57種類のP450遺伝子が確認されています。
我々はビタミンDを中心とした機能性食品成分や医薬品の生体内代謝という観点から、本酵素の研究を行っています。
会場となったブリスベンのThe University of Queenslandは、池や森が点在する大変美しいキャンパスで、
構内でペリカンやポッサムなどの野生動物にも出会いました。
Excursion(ここでは学会主催の観光イベントを指します)では、念願の「コアラと記念撮影」をしてきました!
オーストラリアは時差がないので欧米よりは移動が楽かな、と思っていたのですが、
学会前のバタバタが祟り、やはり帰国後はグッタリでした。
皆さま、お疲れ様でした。
2019年07月05日 18:17